医療・医学– category –
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「脂質」を摂っても太るわけではない 摂りすぎた糖が原因
忘年会、クリスマスや年越し、新年会など、食事量の管理が難しい年末年始。食べ過ぎ、体重増加が気になっている人が多いでしょう。私もその一人ですが、何とか、1㎏増ぐらいで抑えられそうです。 オックスフォード大学医学部出身で内分泌学と減量を専... -
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GLP-1受容体作動薬による食欲低下 うつ症状に関連する?
本件に関してはまだ十分な解明はされていませんが、可能性を以下に示します。 1. 食欲低下による二次的なうつ GLP-1受容体作動薬の主な作用の一つに食欲抑制がある。 食事は楽しみや喜びと結びついており、食欲低下によってこれらの楽しみが奪われ、気分の... -
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ドーパミン、セロトニンが脳を駆巡る「やる気」と「幸福感」のメカニズム
「やる気が出ない」「集中力が続かない」「気分が落ち込む」...。誰もが経験するこれらの悩みは、脳内の神経伝達物質であるドーパミンやセロトニン、そして記憶や学習に重要な役割を果たす脳全体の連携によって生まれます。 1. ドーパミン - 意欲と快感... -
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GLP-1受容体作動薬は、経口剤か注射剤か
GLP-1受容体作動薬には、内服薬と注射薬がありますが、どちらに人気がありますか?皮下注射は自己注射も可能ですか? 内服薬と注射薬がありますが、人気は以下のような傾向があります。 内服薬(経口薬) メリット 服用が簡便で、痛みがない。 注射の必要... -
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コンドロイチンとグルコサミンの関節痛に対する効果
コンドロイチンとグルコサミンは関節の軟骨の成分です。日本では、公的な見解は出されていませんので、米国国立衛生研究所(2023年10月最終改訂版)のサイトを引用しながら解説します。コンドロイチンは軟骨の成分で、軟骨の圧縮に対する抵抗性に役割を... -
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健康食品、サプリメント、民間療法、補完療法、代替療法に対する考え方
健康食品やサプリメントなどを含む、統合医療、相補(補完)・代替療法は一般的な近代西洋医学と組み合わせることが重要です。適切な治療で完全に治る病気も、治療の時期を逸すれば治らなくなります。相補(補完)・代替療法のメリットとデメリットを十分に... -
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インクレチン 内科学 第10版(ぶ厚い教科書です) からの解説
ホルモンというと脳―下垂体系ー卵巣、甲状腺、副腎などのホルモンが浮かぶかもしれませんが、GLP-1はインクレチンという「消化管ホルモン」に分類されています。以下は、インクレチンであるGLP-1とGIP(gastric inhibitory polypeptideまたはglucose-dep... -
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GLP-1 (Glucagon-like peptide-1、グルカゴン様ペプチド-1)の情報追加 これで、GLP-1、グルカゴン、インスリン、血糖値の関連がすっきりします
GLP-1 はグルカゴン様ペプチド-1という名前の通り、グルカゴンと似た構造をしていますが、その働きは全く異なります。 グルカゴンの機能 グルカゴンは、主に膵臓のα細胞から分泌されるホルモンで、血糖値を上昇させる働きがあります。主な作用は以下の通り... -
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本当に怖い 美容医療のダイエット目的GLP-1受容体作動薬
日本におけるGLP-1受容体作動薬 複数のGLP-1受容体作動薬が2型糖尿病薬として承認されています。 注射剤: リラグルチド(ビクトーザ)、セマグルチド(オゼンピック、ウゴービ)、デュラグルチド(トルリシティ)、リキシセナチド(リキスミア)、エキセナ... -
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糖とインスリン 糖はからだのエネルギー源 糖をエネルギーとして使うにはインスリンが必要
食事をすると、栄養素の一部は糖となって腸から吸収されます。食事をしない時間が続くときには、主に肝臓により糖が作られています(糖新生)。糖は常に血液中を流れています。血液の流れに乗って、からだのあらゆる臓器や組織へめぐります。それらの細...