飽和脂肪酸を多く含む食べ物は、主に動物性脂肪に由来するものが多いです。
肉類: 牛肉、豚肉、羊肉など。特に脂身の多い部位(バラ、ロースなど)や、ひき肉、ソーセージなどの加工肉。
乳製品: バター、生クリーム、チーズなど。特に脂肪分の高い牛乳やヨーグルト、アイスクリームなども注意が必要。
油脂: ラードなどの動物性油脂、ココナッツオイル、パームオイルなどの植物性油脂
加工食品:パンやケーキ、クッキーなどの焼き菓子、フライドポテトやチップス
飽和脂肪酸は、体内合成が可能であり、必須栄養素ではない。高LDL-コレステロール血症の主な危険因子の1 つであり、心筋梗塞などの循環器疾患のリスク因子でもある。重要なエネルギー源でもあり肥満の危険因子でもある。
飽和脂肪酸摂取量の制限が血中総コレステロール濃度及びLDL-コレステロール濃度を下げる。脂質異常症、特に高LDL-コレステロール血症の患者については、発症予防および重症化予防の目的からも、飽和脂肪酸摂取量の低減が望ましい。
簡単に言うと、「脂肪」というイメージで思い浮かぶおいしそうなものは飽和脂肪酸を多く含むのですね。だから、以下の工夫をしましょう。
- 肉は脂身の少ない部位を選ぶ(ヒレ、もも肉など)
- 乳製品は低脂肪や無脂肪のものを選ぶ
- 揚げ物や炒め物を控える
- 魚、大豆製品、野菜、果物を積極的に食べる
つまり、写真のようなおいしそうな肉中心のフルコースで、最後に生クリームたっぷりのケーキを食べた時、フライドチキンとフライドポテトのあとにアイスクリームを食べた時、どうしましょうか?
*写真は以下のサイトから https://kenko.sawai.co.jp/theme/202112.html課
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