脂質 いわゆる身体に悪い脂質 飽和脂肪酸

飽和脂肪酸を多く含む食べ物は、主に動物性脂肪に由来するものが多いです。

肉類: 牛肉、豚肉、羊肉など。特に脂身の多い部位(バラ、ロースなど)や、ひき肉、ソーセージなどの加工肉。

乳製品: バター、生クリーム、チーズなど。特に脂肪分の高い牛乳やヨーグルト、アイスクリームなども注意が必要。

油脂: ラードなどの動物性油脂、ココナッツオイル、パームオイルなどの植物性油脂

加工食品:パンやケーキ、クッキーなどの焼き菓子、フライドポテトやチップス

飽和脂肪酸は、体内合成が可能であり、必須栄養素ではない。高LDL-コレステロール血症の主な危険因子の1 つであり、心筋梗塞などの循環器疾患のリスク因子でもある。重要なエネルギー源でもあり肥満の危険因子でもある。

飽和脂肪酸摂取量の制限血中総コレステロール濃度及びLDL-コレステロール濃度を下げる脂質異常症、特に高LDL-コレステロール血症の患者については、発症予防および重症化予防の目的からも、飽和脂肪酸摂取量の低減が望ましい

簡単に言うと、「脂肪」というイメージで思い浮かぶおいしそうなもの飽和脂肪酸を多く含むのですね。だから、以下の工夫をしましょう。

  • 肉は脂身の少ない部位を選ぶ(ヒレ、もも肉など)
  • 乳製品は低脂肪や無脂肪のものを選ぶ
  • 揚げ物や炒め物を控える
  • 魚、大豆製品、野菜、果物を積極的に食べる

つまり、写真のようなおいしそうな肉中心のフルコースで、最後に生クリームたっぷりのケーキを食べた時、フライドチキンとフライドポテトのあとにアイスクリームを食べた時、どうしましょうか?

*写真は以下のサイトから https://kenko.sawai.co.jp/theme/202112.html課

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この記事を書いた人

代表紹介 今野良 
医師 (自治医科大学卒業)
医学博士 (東北大学)
Prof. Ryo Konno, MD, PhD
臨床医・研究者としてのキャリアと実績

所属・学会・研究員
自治医科大学総合医学第2講座(産婦人科)教授
日本産婦人科学会(専門医)、日本婦人科腫瘍学会(専門医)、日本産婦人科内視鏡学会(理事、技術認定医)、日本臨床細胞学会(専門医)、日本エンドメトリオーシス学会(理事)、日本婦人科がん検診学会(2012年学術集会長)、日本美容内科学会、日本癌学会、日本癌治療学会、日本産婦人科医会、日本医学旅行学会
Asia-Oceania Research Organization in Genital Infection and Neoplasia (AOGIN アジアオセアニア生殖器感染および腫瘍研究機構、日本代表理事、2017年東京大会会長)
Aesthetic &Anti-Aging Medicine World Congress(世界美容・アンチエイジング医学会)
Wold Endometriosis Society (世界子宮内膜症学会)
NPO子宮頸がんを考える市民の会(理事長)
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)研究班員
独立行政法人医薬基盤研究所霊長類医科学研究センター(UNIBIOHN)客員研究員

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