2024年12月– date –
-
GLP-1の基礎 1型糖尿病と2型糖尿病の違いは何?
糖尿病は、インスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病気です。インスリンは膵臓から出るホルモンであり、血糖を一定の範囲におさめる働きを担っています。 血糖の濃度(血糖値)が何年間も高いままで... -
GLP-1の脳や消化器、心血管系への作用メカニズム 少し詳しくお伝えします。
GLP-1の生物学的機能は何?いわゆる薬剤(受容体作動薬)ではなくGLP-1自体の機能を説明します。 GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1、Glucagon-like peptide 1)は、主に小腸のL細胞と呼ばれる内分泌細胞から分泌されます。食事を摂取すると、GLP-1の分泌が促... -
腟フィラー(注入)よりもフィジカルエクササイズを
腟フィラーとは、ヒアルロン酸などの注入(充填)剤を用いて腟壁や周辺組織にボリュームを増加させることで、腟の若返りを謳う施術です。 具体的な手技 診察とカウンセリングの後に、局所麻酔(クリームや注射)による麻酔が行われます。 注入剤を... -
腟ハイフについて エステと美容医療における評価 日本と海外
今回は、HIFU(ハイフ)の中でも婦人科形成といわれる領域の腟ハイフについて記します。情報を日本(日本語)と韓国(韓国語)と欧米(英語)で検索しました。 エステにおける腟ハイフ 日本では、美容エステサロンで腟ハイフを提供している施設は増加... -
GLP-1受容体作動薬と肥満症 糖尿病、心血管疾患、慢性腎臓病 アルツハイマー うつ 免疫
皆さんの「健康と美」の重要なテーマの一つに肥満対策があると思います。GLP-1受容体作動薬と呼ばれる肥満症治療薬が注目されていることはご存じでしょう。既にご自分で使用している、あるいは友人・知人が使用しているという方もいるかもしれません。こ... -
周りの存在に感謝と尊厳をもって接するー臨床研修、解剖実習、動物実験
医学・医療というのは、科学や学問の進化に伴って、発展すると思われがちですが、それは一つの側面にすぎません。臨床の現場では、常に患者さんと接していますが、そこには誠意と思いやりに基づくコミュニケーションが必須です。「オレはできる」とか、... -
HIFU(高密度焦点式超音波)健康被害調査の内容 厚生労働省、経済産業省、消費者庁への働きかけ
消費者庁の消費者安全調査委員会が、HIFUの健康被害を調査して、消費者安全法第 23 条第1項の規定に基づく事故等原因調査報告書を厚生労働大臣、経済産業大臣、消費者庁長官あてに、その結果と意見書を提出しました。それを受けて、前のブログの厚生労... -
【サロンの経営者・オーナー・マネージャーの方へ】医師免許を有しない者が行ったHIFU(高密度焦点式超音波)ー厚生労働省からの通知 厳しいです
厚生労働省からの通知というのは法律に比べて強制力は劣りますが、実際には、都道府県に対して強い指導力を持っています。普通はわかりにくい文章で書かれていることが多いのですが、今回はとても明確で、わかりやすいので、あえて原文のまま記載してみ... -
年末年始の営業について
2024年12月28日から、2025年1月5日まで、休業いたします。 皆様、年末年始のご多幸と健康をお祈り申し上げます。 -
私たちはエビデンスに基づいて、適切な情報とアドバイスを提供します(前半)
健康食品やサプリメントは医薬品ではないため、病気の治療や予防を目的としたものではありません。頭の中ではわかっていらっしても、毎日のように繰り返されるテレビのCMやネット情報を見るたびに刷り込まれてしまった情報は信じてしまいがちです。例え...