食事をすると、栄養素の一部は糖となって腸から吸収されます。食事をしない時間が続くときには、主に肝臓により糖が作られています(糖新生)。糖は常に血液中を流れています。血液の流れに乗って、からだのあらゆる臓器や組織へめぐります。それらの細胞までたどり着いた糖は、同じく血液中に流れていたインスリンの助けを借りて細胞に取り込まれます。取り込まれた糖は、私たちのからだが活動するためのエネルギーの源となります。
インスリンは細胞のドアを開ける鍵のような役割を果たしています。細胞の前まで到着した糖は、インスリンの働きによって、すみやかに細胞の中に入ります。その結果、糖は血液中にあふれることがなく、血液中の糖の濃度は一定の範囲に保たれています。
糖尿病の症状とは?
糖尿病になっていることに気がつかない方が多くいます。かなり血糖値が高くなければ症状が現れません。
高血糖における症状
•喉が渇く、水をよく飲む
•尿の回数が増える
•体重が減る
•疲れやすくなる
ただし、急激な高血糖になると意識障害(昏睡)に至ることもあります。
症状がまったくなく健診などで糖尿病が判明する方もいれば、症状が現れて糖尿病が判明する方もいます。眼や腎臓の合併症の症状で糖尿病と診断される方もいます。妊娠中に発症する糖尿病もあります。
*糖尿病とは | 糖尿病情報センター https://dmic.ncgm.go.jp/general/about-dm/010/010/01.html
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