【旅行】ゾウが水中を歩くときに使うのは 鼻?

 皆さんは私たち医師の姿というと、日常的には臨床医を(病院・クリニックにいて患者さんの診察をする)思い浮かべると思いますが、実は医学はヒト(生物学的に人を指すときはこう書きます)を対象にした広い意味での生物学を基本としていますので、生物学者としての基礎は踏まえているつもりです(もちろん、動物の専門家である獣医さんには及びませんが)。そういう意味で、他の動物を見るときに生物学的ヒトとの違いや特徴が気になることがあります。

 過日、ボツワナでのサファリガイドさんから聞いたゾウに関する貴重な生物学の話題を一つ。写真は大きくて親分然とした雄のゾウです。このゾウが悠々と陸から川に入り、水の中を歩いていました。それを見ていたガイドさんから「ゾウは4本の足以外に体のもう一つの部分を使って歩いている。わかるか?」と質問が。鼻ではありません。答えは何とペニスでした。ゾウはもちろん水の中でも足を使って歩きますでの、正確にはペニスを使って歩いているわけではありません。しかし、ゾウのペニスは非常に筋肉質で、時には水中でのバランスを取るために使われるそうです。興味深い生物学の話題です!産婦人科医として生殖医学に関しての知識は持っているつもりですが、生殖目的以外にペニスが使われるということは知りませんでした。いかがですか?ご存じでした?旅は勉強になります。

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この記事を書いた人

代表紹介 今野良 
医師 (自治医科大学卒業)
医学博士 (東北大学)
Prof. Ryo Konno, MD, PhD
臨床医・研究者としてのキャリアと実績

所属・学会・研究員
自治医科大学総合医学第2講座(産婦人科)教授
日本産婦人科学会(専門医)、日本婦人科腫瘍学会(専門医)、日本産婦人科内視鏡学会(理事、技術認定医)、日本臨床細胞学会(専門医)、日本エンドメトリオーシス学会(理事)、日本婦人科がん検診学会(2012年学術集会長)、日本美容内科学会、日本癌学会、日本癌治療学会、日本産婦人科医会、日本医学旅行学会
Asia-Oceania Research Organization in Genital Infection and Neoplasia (AOGIN アジアオセアニア生殖器感染および腫瘍研究機構、日本代表理事、2017年東京大会会長)
Aesthetic &Anti-Aging Medicine World Congress(世界美容・アンチエイジング医学会)
Wold Endometriosis Society (世界子宮内膜症学会)
NPO子宮頸がんを考える市民の会(理事長)
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)研究班員
独立行政法人医薬基盤研究所霊長類医科学研究センター(UNIBIOHN)客員研究員

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