世の中に、体重減少を謳う製品、サプリはいくらあるのでしょう。数えきれないでしょう。あなたは、いくつトライしましたか?「○○を摂ったからみるみる痩せる」「XXを食べたらどんどん痩せた」キリがないほどのダイエット法があります。でも、失敗したから今も悩んでいるのですね。
「あの人はお菓子ばかり食べているのに痩せている」「同じもの同じ量だけ食べても太る」「昔は太らなかったのに最近はちがう」「水を飲んでも太る」といった悩みを抱えていますね。体重は摂取した食事と運動量とのバランスによって決まってきます。そこに、個人の体質、すなわち代謝の速度や効率が加わって痩せやすい、太りやすいが決まってきます。基礎代謝率は身長と体重で計算できますが、そもそも、年齢、性別、遺伝などで決定しており、個人の努力でコントロールできるものではありません。中年になって、代謝が悪くなる(遅くなる)から太るといわれています。
代謝の基本:
- 代謝は遺伝の影響が大きく、自分の力で変えることは難しい。
- 基礎代謝率は、生命を維持するために必要なエネルギー。
- 総エネルギー消費量は、基礎代謝率、身体活動、食事による熱発生の合計。
影響を与える因子:
- 体重: 体重が重いほど消費カロリーが多くなる。
- 筋肉量: 筋肉が多いと消費カロリーが増える。
- 性別: 一般的に男性の方が代謝が高い。
- 年齢: 年齢とともに代謝は低下する。
- 摂取カロリー: 食べる量が少ないと代謝が遅くなる。
基礎代謝率を増やす方法:
- 筋肉を増やすことでわずかに基礎代謝率が上がる。
- 身体活動を増やして1日の総エネルギー消費量を増やす。
代謝と体重増加の関係:
- 代謝は一生を通じて変動するが、中年期の体重増加は代謝の低下だけが原因ではない。
- 「食べすぎ」が多くの場合の原因。
体重を減らすことが目的なら、運動よりも栄養摂取を減らす方が大きな効果をもたらします。ただし、健康的な体重を維持するためには、運動が不可欠です。目指した 体重になるための減量に成功し、ある一定の目標に達すると、運動はその状態を維持するための重要な鍵となります。 空腹感や満腹感を調節することにも役立ちます。結局は、健康的な体重を維持するためには、バランスの取れた食事、アクティブなライフスタイル、質の良い睡眠、ストレス管理が重要となります。
最近、痩せ薬として話題になるGLP-1は別のブログに詳しく取り上げていますがいろいろと問題があります。私たちが提供できるのは、パーソナルカウンセリングによる健康的な体重減少と健康的な体作りです。ぜひ、一緒にやりましょう。個人カウンセリングからお申し込みを。
1.まず、普段の食生活を見直します。例:清涼飲料水や缶コーヒー、ジュース類はやめましょう。
2.炭水化物は摂りすぎないように。例:3食でご飯やパンを食べる必要はありません。
3.肉や魚は摂っても太りません。ポテトチップ、せんべい、かりんとう、ドーナツはやめましょう。
以上だけで、1㎏は減ります。ただし、私達の協力がないと簡単ではありませんよ。
*参考文献 大西睦子 ボストン・ウェルネス通信その15 体重管理(と健康維持)のための、代謝のお話
https://www.science.org/doi/10.1126/science.abe5017 https://dupri.duke.edu/news-events/news/calorie-counter-evolutionary-anthropologist-herman-pontzer-busts-myths-about-how
*写真はタニタの体組成計 インナースキャン50V BC-622-BK