えりりん:日本では、にきびができただけで皮膚科や美容皮膚科に行く人は少ないでしょう。
反対に、「にきびひとつで…」と行くのをためらう人もいるのではないでしょうか。
そこで、今回は『にきびがひとつ顔にできただけで、皮膚科(美容皮膚科)にいってもいいのか』を先生と美容担当者にお伺いします。
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えりりん:韓国では、にきびひとつでも皮膚科や美容皮膚科に行くそうです。日本ではあまり一般的ではなく、ひどくなるまで通院するのをためらってしまう人も多いと思います。
プロからみて、顔にひとつにきびができただけでも皮膚科(美容皮膚科)に行ってもいいのでしょうか?
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先生:まず病気の観点からいうと、ひとつでもふたつでも、軽くても病院にかかることはまったく問題ありません。
ちなみに、えりりんは顔ににきびができたらどうしますか?
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えりりん:私は、症状に合う薬をネットで調べて市販薬を使用しています。
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先生:そのように、自分で調べてある程度知識がある、または以前病院で処方された薬を覚えている場合は、それらの薬を使ってみるのもいいでしょう。
ただし、自己判断では正確な薬を選べない可能性もあるため、改善されない場合は、皮膚科を受診するのがおすすめです。
また、美容皮膚科を受診するのも問題ありませんが、その場合は保険適応かどうかに注意する必要があります。
保険適応外(自由診療)の美容皮膚科を受診してしまうと、薬代が皮膚科や市販薬と比べて高額になる可能性があるからです。
美容皮膚科を受診する場合は、保険適応かどうかをかならず確認するようにしましょう。
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美容:続いて、美容の観点から『にきびを悪化させない日常のスキンケア』と『にきびの跡を残さないための対策』の二点に分けてお話します。
まず、にきび対策のスキンケアで一番のおすすめは、『ノンコメドジェニック』です。
『ノンコメドジェニック』と呼ばれる
- にきびなどを刺激する成分が含まれていない
- 毛穴に詰まりづらい成分でつくられている
化粧品を使うことで、にきびの予防が可能です。
また、最近だと『美容オイル』など、肌を保湿する成分を多く含む化粧品を利用している人が多いと思います。
しかし、オイル系の化粧品は原因菌のエサになりやすいデメリットがあるため、にきびに悩んでいる人はオイル美容を避けるのがおすすめです。
さらに、『グリセリン』を避けることもにきび予防につながります。
しかし、『グリセリン』はほとんどの化粧品に含まれているため、完全に避けるのは難しいでしょう。
『グリセリン』を少しでも避けるためにも、べたつきを感じる程度に高濃度に含まれている化粧品は使用しないことをおすすめします。
続いて、『にきびの跡を残さないための対策』として、紫外線予防をしっかりとおこなうことが大切です。
にきびができてしまったとき、意図せずつぶしてしまったりひっかいてしまったりして跡が残ってしまう人も少なくないでしょう。
紫外線予防をしていないと跡に残る原因になるため、日焼け止めをしっかりと塗ることが重要です。
日焼け止めも刺激が強いモノだとにきびが悪化する原因になってしまうため、赤ちゃんでも使えるような『低刺激』の日焼け止めをおすすめします。
日焼け止めが原因でにきびができる人もいるため、にきびがないときでも低刺激の日焼け止めを使用すると、にきび予防にもつながりますよ。
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えりりん:にきびは、数にかかわらず皮膚科や美容皮膚科を受診していいんですね。
長期的ににきびに悩んでいる人は、『ノンコメドジェニック』を使用したり、『グリセリン』を避けたり、日焼け止めを低刺激にしたりと、少し意識するだけでも改善するかもしれません。
自分ができる対策をしながら、ひどくなってしまう前に病院に行くことが大切ですね!