えりりん：二度と生えなくなる脱毛は本当にある？
最近、電車の広告やテレビCMなどで、『ずっと生えてこない脱毛』『通い続けなくていい脱毛』と謳っている記事をよく見かけませんか？
しかし、実際には処理が完了しても次第に脱毛の効果が薄れてしまい、通い直す人も少なくはないでしょう。
そこで、今回は『二度と生えなくなる脱毛は本当にあるのか』先生と美容担当者にお伺いしました。
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えりりん：しっかりと脱毛に通って処理が完了したにもかかわらず、数か月ほど経つとうっすらと生えてきてしまったという悩みをよく見かけます。
『二度と生えなくなる』と謳っているCMなども見かけますが、本当に生えなくなる脱毛はあるのでしょうか？
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美容：正直、『二度と生えてこなくなる脱毛』はないのではないかと思います。
私が専門におこなっていたのが『ブラジリアンワックス』なため、脱毛に関しては個人的な意見にはなることを前提にお話します。
毛周期(毛が生えてくる周期)は人によっても異なるため、的確に施術することが一番大切です。
しかし、人それぞれの毛周期に合わせて施術をおこなうのはかなり難しく、あくまでも『半永久的』という認識で通ったほうがいいでしょう。
医療脱毛(レーザー脱毛・ニードル脱毛(針))に関しては、毛根を破壊するパワーは強いので、毛周期に合わせて施術をすればかなり効果はあるといえます。
医療脱毛に１ヵ月に１回のペースで通う方も多いと思いますが、照射後１～２週間で毛が抜け始め、３～６週間で休止期だった毛が成長期に入ります。成長期に入り、新たに生えてきた毛に対して次の照射を行なうことで効果が高まります。
毛周期を把握することは難しく感じるかもしれませんが、施術をうけてから再度全身の毛が生えそろってきたタイミングで次の施術を受けるようにすると脱毛効果が高まると思います。
しかし、ホルモンバランスの関係などで再度毛が生えてしまう可能性は否めません。
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先生：医学的な観点からみても、エステなどの〈美容脱毛〉よりも〈医療脱毛〉のほうが効果があるといえます。
理由は、使われている機械が違うことに加え、許可されているパワーの高さも異なるからです。
毛が生えなくなる期間をどれだけ長くできるかについては、どれだけ毛周期に合わせて施術ができているかがポイントになります。
ほかの患者との兼ね合いやスケジュールの関係で予約が取れず、毛周期と関係なく施術をおこなってしまっているのをよく見かけますが
毛周期と関係なくおこなった施術は、正直無駄打ちになってしまっている可能性は否めません。
しかし、繰り返し脱毛を続ければ生えづらくなるのは事実です。
また、余談になりますが、『永久脱毛』の定義について【米国食品医薬品局】では「一定の脱毛施術を行った後に再発毛する本数が、長期間において減少し、その状態が長期間に渡って維持されること」、【米国電気脱毛協会】では「最終脱毛をしてから1ヶ月後の毛の再生率が20％以下であれば永久脱毛と認める。」などと定義していて、必ずしも一定の見解ではありませんが、「2～4週間以上は生えないこと」というのが一般的です。つまり、『一生、生えない』とは言っていないのです。永久という意味が曖昧なのです。
自分が選択する脱毛方法についてきちんと理解して、エステやクリニックを選ぶことが大切でしょう。
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えりりん：『永久脱毛』は一生、生えないということでは無いことに衝撃を受けました…
脱毛を完了させても生えてきてしまう可能性があることを理解したうえで、少しでも脱毛の効果を長持ちさせるために、効果が高い機械で毛周期を守った施術が大切なんですね。
