気が付けば、医師になって40年。大学教授になって17年が経ちました。
地方の塾も予備校もない街の県立高校に通っていましたが、幸い、現役で医学部に入ることが出来ました。奨学金を受けての入学だったため、卒業後は僻地を含む公的病院への勤務という義務がありました。他大学出身の同期生は海外留学をして、研究に励んでいる様子を知りつつ、なんでオレはこんなところにいるんだ?と嘆いたこともありました。そんな留学経験のない医師でも、学位を取り、臨床をしつつも研究を続けました。臨床も研究もとても好きでした。臨床はヒトが好きなのでしょう。研究は大げさに言えば真実を追求したいから、定説や常識と思われていたことの殻を破り新しい発見や仮説を世の中に問いたかったからでしょう。卒業後24年目で教授になりました。大きな大学の大教授ではありませんが、一応教授です。教授になってしまうと、ゴールを迎えたような感じで臨床も研究も一段落させて、管理職や後進の指導に当たる人も多いです。わたしは、小さな病院・大学でしたので、臨床も研究も自分からやっていく必要がありました。そして、それから約20年、時の流れと幾何の努力の結果、超一流雑誌へ掲載できる研究成果を上げることが出来ました。産官学共同研究のチームも出来ました。臨床試験の医学専門家を務め、ワクチンの論文投稿で、数編のHead authorを務め、海外での共同研究や仲間が出来ました。WHOや国際学会でも活躍の場が出来ました。小さな学会や研究会ですが、発起人を務め数年から20年も代表を務めました。国際学会のboard comitteeに推薦され、世界的なガイドラインを作りました。学会や講演のために頻回の旅行をし、国内すべての都道府県を訪れ、海外でも40か国の渡航歴となりました。共同研究の成果は二つの特許となり、合計20か国で認められ、その権利は大学に移譲しました。
一つ一つが偶然と必然の結果であり、セレンディピティが働いていたのでしょう。
上記のような公的な生活・仕事とは別に学んだこと、身に着けたこともあります。例えば、海外留学経験がないので英語で日常生活を送ったことは無く、決して流暢な英語を話せるわけではありませんが、旅行でも学会でも、ちょっとしたビジネスでも困らなくなりました。得意なのはレストランでの会話です、食べ物やお酒に興味があるからでしょうか。また、ヒトとの交流の上で大切だと思うのは、時に礼儀であり、気遣いであり、ファッションであり、コミュニケーションです。日本だと「他人から笑われないように」という感覚をお持ちの人が多いですが、他人からどう思われようと自分と時間を共有する相手が楽しく、幸せであれば問題ありません。その視点で過ごせるようになりました。
以上のような経験から、医師や医学生、そして、医師を目指す医学部受験生に、エッセーのようなアドバイスを書いていこうと思い着きました。そして、希望者にはカウンセリングをします。
医学部に入るにはどうしたらいい? 教授になるにはどうしたらいい? 専門医や学位をとるにはどうしたらいい?
すべて、お答えしましょう。ホームページの無料相談や個人コンサルティングの問い合わせや申し込みからご連絡ください。健康や美容のご相談と同様に受け付けます。費用は健康コンサルテイングと同一とします。
あなたのライフスタイルの向上に寄与できるものと自負しています。どうぞお気軽にご連絡をください。
*その際には、ご自分が医師・医学生・医学部受験生であることを明記し、相談事項をわかりやすくご記入ください。