前回の記事で、ヒアルロン酸の注入を老化に対する治療として紹介しました。ヒアルロン酸の注入しすぎで「ヒアル顔」になってしまうことは、Facial Overfilled Syndrome (FOSまたはOS)と呼ばれています。日本だけでなく、世界中で、ナチュラルルッキングが求められている現在、この注入しすぎの問題はむしろ、逆の結果を招くので、看過されません。日本では、この記事の写真のように若い方でもヒアルロン酸注入での効果を期待すぎるあまり、涙袋(目袋)が大きく(厚く)なりすぎている方が見られます。注入量が多すぎるようです。しかも、涙袋の部分は吸収されにくい部位です。ちなみに、涙袋は医学的には目袋と呼ばれ、アジア人の顔の特徴のひとつで若いうちからあることが多く、年齢とともに目立つようになります。したがって、これを強調したいというよりは無くしたいという声が多かったのですが、最近の流行(表情が柔らかくなる)で涙袋注入を希望する若い人が増えているようです。
*写真は、https://report.clinic/memoto/G_3004008/feeluneasy/dr_qa/19819 から
コメント